Wednesday,August 01 - 2003
「水の話、数字でみる世界。」

 

 近所の奥さんの車に乗っけてもらって、良子さんが狭山のカルフールまで買い出しに行ってきた。
 例の広大な店内をスタッフはローラースケートで移動しているという、仏資本のメガマーケットだ。そのために品揃えにも特徴があるらしくって、一時はわが家が所有する避暑地(冷蔵庫)に彼らオリーブやチョコレートやチーズにタルト・タタンが大挙して押しよせるので大迷惑だったが、兄弟の尽力により追放。ブルジョワ達のヴァカンスは3日でおわった。

 これは一緒にやってきたカルフールオリジナルのミネラルウォーター。「いくら安かったからってどうしてこんなものを…」と家族からわきあがるブーイング。「でも同じ山だから!」と弁明する母、良子。
 これには解説がいりそうだ。つまりいままでわが家で飲んできた水はボルヴィックひとすじで。これが硬度50ぐらいの軟水であるからして、舌触りもやさしく、コーヒーでも紅茶でも、なんでもおいしくいれられる。まったくもって癖のない素敵な水なのだ。というよりは自分の家の匂いがわからなくなってるのと一緒で、ボルヴィックが水の味を判断するときの基準点になってしまってるのだろう。これに慣れてしまうとエビアン(硬度297)程度の水を飲んでも、どことなく赤ずきんと猟師に石を詰められた狼のような気分になる。こわくて飲んだことがないけれどコントレックス(硬度1551)ともなればバリウムとさして体感かわらないのだろう。

 さて、さっそく試飲してみると。うん、たしかにいつものと違いがわからない。「でしょう?」と得意がる良子。みてごらん、というラベルにはボルヴィックと同じくオーベルニューの山麓で採取されていることがフランス語で書かれているようにみえる。「天然の浄水器、火山層を幾重にも通り抜けて濾過された水は殺菌をしないままボトリングをしています」。長い年月をかけてその土地の味がしみこんでいるんだと思うと感慨深い。一方で、わざわざ飲み水を地下深くから採取し、地球半周も動かして口に流し込むなんてばかげた所行だなあ…という気もする。

 ところで人体の水分含有率は若者で62%、老人で53%と言われている。酒や野菜(食べてないけど…)の分を差し引いても24歳の私の過半数はオーベルニュー製ということだ。器官別にしてみれば脳は75%、心臓は80%にも及ぶという。こうなると少なくとも心はフランス人だと考えた方が何かと合理的というものだろうな。

水分含有率 [車掌調べ] 

こんにゃく 97%
西瓜 91%
絹ごし豆腐 90%
木綿豆腐 86%
心臓 80%
うどん外周 80%
赤ん坊 77%
75%
うどん内部 60%
若者 62%
老人 53%
ユーカリの葉 50%

 

 

以下、個人的な備忘メモ。

・満漢全席のメニューをみていて気になった二品

 米糟猩唇猪脳(ミイゾウ・ションチュヌ・ズナオ)
 糟漬けのオランウータンの唇と豚の脳味噌の煮込み
 蒸駝峯(ジョン・タ・フォン)
 ラクダのこぶを蒸した料理

 

・映画の画面解像度

 映画の画面解像度  1920×1440pix程度

 

・ミルク・ロンダリング

 その昔、水に脱脂粉乳と生クリームを混ぜて成分無調整の牛乳として何年も売っていたのが発覚して問題になった全酪連が、ミルクを売るときの会社がジャパンミルクネットになって。こないだ洗浄しないタンクに返品された牛乳を戻して食中毒事件をおこしたのが雪印乳業で。こんどはジャパンミルクネットと雪印がくっついてメグミルクになって、ええと…。 (January 17 - 2003)

1リットルあたり価格表 [車掌調べ]

コンタクトレンズ洗浄液
5000円
ハーゲンダッツ
1400円
アサヒ本生
370円
ドクターペッパー 
270円
コントレックス
200円
牛乳 
200円
ボルヴィック
150円
おーい、お茶
100円
六甲のおいしい水
100円
ガソリン
100円


 

・今日の各種メディアでのメガバイトあたりの価格 [転載]

 本 $20/50 MB 1冊につき MB あたり $0.40
 新聞 $0.50/10 MB 1部につき MB あたり $0.05
 30秒のテレビ広告 $500,000/5 MB 1人につき MB あたり $0.03
 (3百万人の視聴者がいるとして)
 CD-ROM $15/650 MB 1枚につき MB あたり $0.02
 DVD $50/7000 MB 1枚につき MB あたり $0.007

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シルチョフ * shasho-san@hinden5.com
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