天気の良い日は…

 

 

ぼくらのすんでいる村はまわり中を深い川にかこまれている。
大人になるとぼくらは川のしたの世界に行くんだという。

ポケットに石をたくさんつめこんで
浮いてこないようにして川に入るんだ。

ぼくはちゃーりーが好きだ。

ちゃーりーはけんばんやの子で村でいちばんきれいだ。
ちゃーりーはいつもひらひらとしながら川原に一人で立っている。

ちゃーりーはきれいな石ばかりをえらんでひろってポケットに入れる。
それでてまい朝、いちばんきれいな一つを残してぜんぶすてる。
だからちゃーりーのポケットの中はとてもきれいな石がたくさんだ。

友だちはちゃーりーはすぐに川の下にいっちゃうぞという
でもぼくはちゃーりーはいかないと思う。
いってほしくないし、あんなにきれいな石ばかりもっていたら
しずみたくないし、しずみたくてもしずめないんだ。

ちゃーりーもぼくを好きになってくれると良いとおもう。

天気の良い日はちゃーりーにあげる石をぼくもいっしょにさがす。
ちゃーりーは何もいわずにさがすから、ぼくもだまってさがす。

たまにきれいな石をみつけてあげるとちゃーりーはにっとわらう。
それでぼくはとてもうれしくなる。

 

 

 

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