「乗客を信じることの大事。」 ほぼ老人園園長

乗客を信じることの大事を、しみじみ味わったねぇ。
「ほらね」でしょ?
すごいんだよ、そのヒンデンブルグ号って乗り物は。

あの新幹線のなかで缶詰になった巨人たちは、
「みやげの赤福などを食う」ことで、
24時間あまりを費やしていたようだが、
ヒンデンブルグ号が豪雨で立ち往生するようなことがあったら、
そこにいた乗客たちは24時間のひまつぶしに、
そこいらへんに落ちているホコリや、菓子の空箱なぞで
銀河系内のすべての空想力を吸い取ってしまう掃除機くらいは
作りだしてしまうであろう。