先行者2013(仮題) シナリオ草案 後にアジア一年紛争と呼ばれる戦争は、第三次世界大戦の可能性そのものを否定した。 その紛争により、世界の殆どの国家は軍びを縮小し、残っていた機械兵器ロボアーミーは全てが解体され、兵よな時代が訪れていた。 ・・・そう、誰もが思っていた。 秘密軍事組織、『S.N.C』。 その総帥である川村一也は、世界中の地下に潜った軍部残党や企業と接触を図り、彼らが秘密裏に製造していた最新式R.Aを集めて一大勢力を結成。 世界に対して、宣戦を布告した。 縮小された軍備、旧式の兵器、平和に慣れた人間たち。 彼らが、勝てるはずはなかった。 だが、希望はあった。 かつて、戦争を終わらせ、世界に平和をもたらした伝説の英雄。 そして、彼の駆っていた最強の決戦兵器、先行者。 彼らは再び立ち上がる。 ワン大尉の下に集うのは、かつての英雄とその戦友たち。 今、先行者の最後の戦いが始まる。 バストアップを入れて、アドベンチャーゲーム的な画面を入れてみてはどうでしょう。 ただキャラが喋るだけですが、臨場感はあると思う。 シルチヨフ氏の負担にならなければ、ですが。 ゲームスタート時 舞台はおなじみの中華の大地。先行者が再び大地に立ち、S.N.Cの中華方面基地を制圧に向かうとか。 舞台はシルチョフ氏の負担にならなければ、陸・海・空、そして宇宙・・・というのが面白いかも。 S・N・Cの本拠地は、宇宙にある、というのも面白いと思う。 巨大なロケットにしがみついて大気圏脱出する先行者。 そして川村の操る最強兵器との戦い。 「人というのは常に戦いを求めるもの、人類の歴史は戦いの歴史! 私が戦いを起こしたのではない、人類が望んだから私はいまここにいるのだ!」 「違う! 人は戦わずとも分かり合える!」 「それは強者の理屈、持てる者の理屈なのだ!」 「今ここに、そのRAで私と戦っている貴様の存在がその証明!」 「だからこそ、その悲しみの連鎖をここで断ち切る!」 「やってみてから言うがいい! 貴様の理想で私の正義を否定して見せろ!!」 そして熾烈な戦い。 破壊される川村のRA。そして最後に、主人公は川村の真意を知る。 「・・・それで、いい。礼を言おう」 「・・・川村、貴様!」 「私は、よくも悪くも軍人なのだよ。私には、こうする事しかできなかったのだ」 「私の言ったことは間違ってはいない。事実、今回の兵器の殆どは、戦いがなくなってから作られたもの。人は常に戦いを求めるものだ」 「だからといって!」 「・・・だから、その兵器の全てを用い、この戦いを引き起こした。そして私の思惑通り・・・その全ては、破壊された。これで、いい」 「・・・人類の罪、その全てを背負って逝くつもりか!」 「・・・ふっ、そこまで聖人君子ではないよ、私は。ただ、10年前のわれらの戦いを、汚されたくなかっただけだ。多くの犠牲の元に成り立った平和を、部下の死を、共に抱いた理想を、あの戦いを否定されたくなかっただけだ」 「・・・川村・・・なぜだ! それだけの覚悟があるならば、もっと違う方法もあった!」 「私は、軍人だ。これしかなかったのだ。そして、私の死によって、それも終わる。後は、おまえたちが、そして我らの意思を継ぐものが、世界を導いてくれるだろう。その新たな時代に、私のような人間は必要ないのだ」 「さあ、行くがいい。我が終生のライバル、憎むべき宿敵にして親愛なる友よ。私の代わりに、新たな時代を創り、導くのだ。あの戦いで散っていった多くの魂が、けして無駄ではなかったことを証明してくれ」 「・・・川村・・・」 「さらばだ、戦友(とも)よ。生まれ変わったならば、酒でも飲み交わそうぞ!」 そして爆発の中に消えてゆく川村。 だが、川村との戦いのときに、某国政府が「最後の」ミサイルを発射していたことがワン大尉により判明する。 このままでは核爆発が起き、多くの人が死ぬ。 それをとめる手はただひとつ。 「核による爆発と汚染を中和するのには、先行者の霊的機関・タオエンジンをオーバーロードさせる事による最終攻撃しかない!」 「・・・貴様、死ぬ気か! 俺の命令を忘れたのか!」 「大尉、このままでは多くの人が死ぬ。また悲しみが繰り返されるだけです。俺の命で、多くの人たちが救われるなら、行くしかない!」 「だめー! あなたはまだ、世界に必要な人なの!」 「・・・その言葉だけで、十分さ。俺が生きた証がここにある。だから、俺は行く。こいつと共に。これが最後の戦いだ・・・そう、これで終わりにするんだ」 「・・・行って来い・・・。いいか、そこまで言うのなら・・・見せてこい、貴様の最後の力を。俺が、俺たちが見届けてやる。貴様と、先行者の・・・一世一代の晴れ姿をな」 「・・・ありがとうございます、大尉。」 そして中華ジェットで飛ぶ先行者。 「・・・お前とも、長い付き合いだったよな・・・最後まで、共に戦おう」 そして核ミサイルを確認した時、いきなり脱出システムが「誤作動」して、主人公が放り出される。 「・・・なにっ!? 馬鹿な、誤作動・・・!? いや、お前か、お前なのか!? 先行者!!」 コクピットブロックごと放り出され、そして遠ざかる先行者。パイロットがいない、動くはずのない先行者が、さいごに振り返る。 『・・・再見(ツァイツェン)』 先行者の声が、聞こえたような気がした。 そして、夜明けにひときわ輝く爆発。 「先行者ぁああああああああああああああっ!!!!!」 主人公は、助かった。先行者が、戦場を共に駆け抜けた相棒がね彼を救ったのだった。 自分自身を、犠牲にして。 そしてこの世界から、機動兵器は消滅した。 数年後。 主人公の家に、とある荷物が届く。 「そうか、完成したのか・・・」 中身が何かは、分かっていた。 約束、したのだから。 「また、会えたな」 『ニーハオ』 そこには、全長140センチの、先行者が立っていた。 先行者2013 終劇