この作品はフィクションであり実在の企業・ロボット・国・人物とは一切関係ありません。

始 劇 2013
始劇2003(前作オープニング)はこちら

かつてアジア全域を巻き込んだ
RA(RobotArmy)紛争があった。

もはや伝説となった中華陸軍機甲部隊、
彼らの駆るたった数機の
"先行者"の活躍によりそれは鎮圧。

戦後締結されたRA条約により、
すべてのRA兵器は廃棄、製造禁止となり
荷担したプログラマー達は処刑された。

いつしか人々は昨夜みた悪夢を忘れ、
ロボットのもたらす平和で快適な生活に慣れていった。

そして10年。

2013年7月20日、終戦記念日。
RA-AIB、RA-ASM、PPR-01、TM400、TM500。
かつて人々を恐怖に陥れた企業製RA達。
動力機関は解体され、武装は外され、
二度と動くことのない反戦モニュメントとして飾られた
それらを前に平和を祝う式典は
坦々と進んでいた。

モニター越しにそれを眺める人々は
自分達が暁の光の中にいると一様に信じていた。

しかし式典は無事に終わろうかというその時、
展示されていたRAが倒れ、その影から
いままでに確認されたどのRAとも異なる
1機のRAが式場に乱入。

セーバーが振り下ろされるたびに悲鳴が起こり、
テレビカメラは無人となった式場を映し続けた。
人々は悪夢がまだ終わってなかった事を知る。

 

 

 

正体不明のRA襲撃事件直前、
ワンから各地の教え子達のもとに暗号が届いていた。

「大宴会ガ始マル、スグコイ。」

中華陸軍元大尉ワン・フーシンの教え子。すなわちそれは
最強の遊撃隊とうたわれた、中華陸軍機甲部隊。
伝説のRA"先行者"を駆る者たちの事だ。

RA条約停止と共に、
自主的に解散した彼らが再び集結する。
封印されていた中華陸軍第十三格納庫の扉が開かれる。

"先行者"は10年前と変わらぬ
八角形の笑顔をしてそこに立っていた。

タオ・システム。シェンシェンブイ!

かつての戦いで大地に流れた血は
いまや龍脈をうねる祈りとなって、
彼の中華キャノンに戦いをとめろと気を注いでいた。

所属、機数、性能不明…わかることは
"先行者"とはいえ、戦力差は10年以上もあることだけだ。
しかし、誰ひとりとして躊躇はみせなかった。

元パイロットたちは10年の時を隔ててなお、
一騎当千の腕はなまってない自信があった。

ワン大尉の怒号が再び戦場に響く。

「目標、敵RA部隊一掃。」

これが最後の中華キャノンとなることを願って、
いま再び"先行者"の戦いが始まった。

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