頬の呪文

 

講義中に昼寝する君の頬に 
ひっくりかえった赤い文字。 
手のひらにボールペンで願いごと書いたでしょ。 

逆さまに進む買い物メモの呪文をたどって、 
雨の宮殿に備蓄された、真新しい靴。靴。靴。 

「梅雨があけたら踊りたいのじゃ。」 

はじめまして君の王様、ちょっと寝室のベッドをみせてください。 
ちいさい頃、お気に入りだった毛布の色をあててみせましょうか。 

そろそろ昼休み、試験範囲はわたくしめがノートとってます。 
料理長不在なもので、学食になりますが 
お目覚め後は夏休みの予定でも話し合うといたしましょう。 

 

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